合格:琉球大学 医学部 医学科
入試形態:一般試験前記日程
お子様出身校:開邦高等学校
東進入学時期:中学生
受験期に親として心掛けたこと
学力自体は本人がいかに取り組むかどうかなので、親としてやれることは、心身ともに万全のコンディションで臨めるよう環境を整えることだと思い、勉強することを押し付けず、友人との外出にもとやかく言わないようにしました。送迎の車内や家での会話では、常に学校や塾の様子を聞くよう心掛けました。集団に所属する以上、必ず人間関係の悩みや不安は出るので、それを吐き出させることは、精神を安定させるのに大事だと思います。
一番大変だったこと、乗り越えた工夫
共通テスト直前に、体育の授業で利き手の人差し指を突き指してしまい、鉛筆を握ることが困難な状況になりました。怪我の直後は本人も精神的に落ち込み、半ば諦める発言もありましたが、テーピングや添え木、鉛筆の握り方を工夫し、どうにか受験できる状態まで回復することができました。祖母や親せきの励ましも、大きな後押しになったと思います。共通テストの結果は本人的に満足とまでは言えないものであったため、かなりナーバスになっていましたが、妹も協力して支えてくれたおかげで気持ちを立て直すことができ、乗り越えることができたと思います。
これから受験を迎える保護者へのメッセージ
よく学校で「受験は団体戦」と言われますが、家族も一つの団体です。むしろ一番付き合いの長い家族こそ、重要な団体かもしれません。もちろん勉強するのは受験生本人ですが、受験勉強中の家族の行動や声掛けも、勉強効率に少なからず影響すると思います。「過保護」と「協力」は似て非なるもので、家族や周囲の協力なくしては、受験は難しいと感じました。昨今の受験は、私たちの頃と比べてもかなりハードです。ぜひ、家族という団体でともに戦ってあげてください。